2023-01-01から1年間の記事一覧
クリスマスイブの今日は、夜のクリスマスパーティーに備えて各々準備を進めていた ロイドは料理担当、前日に仕込みを少々しており、今日は当日用の食材の買い出し、ゆっくりと過ごしディナーを作る予定。ヨルは飾りつけ担当、部屋の装飾は数日前にしてあるが…
とある森に佇む小さなお城では、今日も娘を溺愛する継父の声が響いていました。 「白雪姫!僕の可愛い白雪姫!今日はこのドレスを着てごらん!」「ですからユーリ、そう毎日新しい服ばかり買って来ないでください。まだ着られるお洋服は沢山あるのにお金がも…
sistern@SHkzmさん主催の黄いばif・ロイヨル企画の参加作品です。スパイファミリーのED『トドメの一撃』のMVと歌詞をモチーフにして、その世界観を書かせていただきました。 「#TMT_cruise_night」から辿って、他の方の素敵な作品も是非読んでみてください。…
バーリントの街の空気は少し乾燥し、唇のかさつきがそれを感じさせていた。季節は夏から秋へ変わり、朝晩は長袖一枚では少し心もとないくらいだ。夏の暑さにうだっていた時は、“早く涼しくなってくれ”と願っていたのに、今ではあのジリジリとコンクリートを…
むかしむかし、ある国にシンデレラという美しい娘がいました。 母親を病気でなくしたシンデレラは、父親とふたりで暮らしていましたが、その父親がシンデレラを酷く溺愛しており困っていました。 「あぁシンデレラ!お前はなんて美しいんだ!絶対に嫁になん…
「アーニャさん、この美味しいご飯を森のおばあさんのとこまで届けてもらえますか?」 赤いずきんをかぶった可愛らしい女の子はバスケットを受け取り元気よく返事をした。「うい!アーニャにまかせろ!じゃはは、いってくるます!」「いってらっしゃい、寄り…
清々しいほどの青い空と白い雲、夏の強い日差しが窓辺から差し込み、見ているだけで体力とやる気が吸われそうだ。そしてまさにそれを体現している少女がここに一人…。「うぅ…ちょっときゅうけいしたい…」「ダメだ、まだ始めて10分しか経ってないぞ、せめて…